塊根植物愛好家の間で絶大な人気を誇るグラキリス。これまで様々な塊根種を種から育ててきましたが、グラキリスは今回が初めての挑戦です。人気が高すぎるゆえに、これまで敢えて避けてきましたが、やはりその魅力に惹かれ、種まきを決意しました!
この記事では
2024年9月から12粒のグラキリスの種を蒔き、その後の成長を細やかに記録していきます。
グラキリスの種
こちらが今回播種する種になります。

パキポディウムの種は、鮮度が発芽率に大きく影響します。
そのため、できるだけ新しい種を選ぶことが大切になります。
今回はフリマアプリで運よく1か月半前に採取したという種を購入出来ました!
国内で育てられた実生株から採取した種ということです。
種の数は12粒。
この種を直接土に撒いていこうと思います!(水に漬け置きなし)
ベンレートなどでの殺菌処理はしていません。
私は海外から輸入された種のみ殺菌処理を行うようにしています。
種まき(播種)
2024年9月8日 【1日目】 播種
では、早速準備していきます。
今回使用した培地と鉢
用土は、通気性と保水性のバランスを考え、赤玉土小粒とバーミキュライトを等量配合しました。
鉢は、育苗に適したプレステラ90を使用しました。
ブレンドした用土はこのような状態です。
プレステラ90にたっぷり詰めました。

以前は赤玉土細粒単体で種を蒔いていましたが、最近はブレンドした用土で育成を試みています。
12粒全ての種を1鉢に植えるので、プレステラ90の鉢の上までたっぷり用土を入れました。(上の方が口が広いので)
続いて、ピンセットを用いて種を丁寧に置いていきます。パキポディウムは好光性種子のため、種がわずかに見える程度の浅い位置に配置しました。

鉢に均等に種を撒いたあと、種が動かないよう、静かにたっぷりと水を与えます。
時間をかけて水を約800mlくらいを注ぎました。表面を軽く濡らすだけでは、赤玉土が十分に吸水しないため、時間をかけてしっかりと水を与えることが重要です。また、微細な土の粒子も洗い流せます。水やり後は、土の表面を軽く押し固め、種を安定させました。
ヒートマットとLEDライトを使い発芽を待ちます
発芽適温を維持するため、ラップで鉢を密閉し、腰水で湿度を保ちます。
保温マットを使用したところ、温度が過剰に上がってしまったので、段ボールを緩衝材として敷き、温度を調整しました。
マットを使うと水の乾きが早いので、毎日水が入っているか確認したほうがよいです。
左側の白いプレステラ鉢には、アガベ(笹の雪)の種も一緒に植え付けています。

9月に入り、北海道では昨日、最低気温が10℃を下回り、徐々に寒さが近づいてきました。
※実生には多種多様な方法が存在し、環境や時期によって最適な手法は異なります。本記事はあくまで一例ですので
参考の一つとしてご覧いただければ幸いです。
使ったアイテムの紹介です
発芽
2024年9月16日【8日目】 発芽
種まきから8日目。
12粒まいたグラキリスの種が9粒発芽をしたのを確認出来ました。
発芽を確認してからは、腰水管理を終了する事にしました。

2024年9月26日 【18日目】12粒全ての種が発芽
12粒のタネは全て発芽してくれました!

発芽後の成長をサポートするため、水から液体肥料に切り替えていきます。
グラキリスの本葉
2024年10月20日 【42日目】
発芽した12苗は、1つも枯れることなく、順調に本葉を出し始めました。

塊根部分もぷっくりしてきて可愛いです。

グラキリス紅葉と寒さ
2024年11月27日 【80日目】
11月末を迎え、外気温が2~3℃まで下がるようになりました。室内はまだ10℃を下回っていませんが、グラキリスの塊根と葉に赤黒い変色が見られます。置き場所や光環境は変えていないため、寒さによる影響と考えていますが、引き続き様子を見守ります。

2025年3月3日 【176日目】
種まきから半年が経ち、真冬には葉を数枚落としましたが、完全に落葉することはありませんでした。
暖房で乾燥する室内では、3~4日ごとに軽く水やりを行いました。肥料はほぼ与えず、たまに薄めた活力剤を使用しました。成長に大きな変化はないものの、全ての苗が冬越しに成功しそうです。

2025年4月18日 【222日目】
前回の撮影から45日経過。新しい葉を展開してきました。

培地も劣化してきたので、植え替えをしていこうと思います!
